2015-01-01から1年間の記事一覧
『バイバイ、ブラックバード』があまりにも感慨深く、他の伊坂の本を読み返そう、と息巻いた結果だ。これほど疾走感に富んだ小説も珍しい。殺し屋の殺し合い、とは、どんな戦いなのだろう。地下で拳銃の打ち合い?繁華街の一角で、ナイフ一刺し?殺すことへ…
綺麗なバイトさんだなと、見惚れる。これが男の性である。もちろん凝視はしない。この時点でキモチガワルイのに、それが増長し悟られる前に目を伏せる。 「104番」ぼそっとタバコを注文する。綺麗なバイトさんは感情を込めず「こちらで宜しいでしょうか、…
少し薄めの、赤に近い朱色のニット。ぶかぶかの紺色の短パン。白を基調とした柄が入ったソックスに、スリッポンかスニーカー。で、出かけたい。公園とかに行って、はしゃぎたい。サンドイッチを食べてコーヒーを飲んで、昼寝したい。レンタルバイクに乗って…
共感覚、という言葉は惹かれる。数字に色が付いている、数字によって形が異なる。そう聞くと、わくわくする。自分の見える世界と、ほかの人の見える世界が違っている。そういうことになる。でも、少し分かるのは、たしかに素数はステキだ。私は、17がすき。…
二人で書いたのか、うまくいくものなのか?そう思って興味が湧いたので買って読んでみた。新書を買ったのは久しぶりで、読むのに時間がかかってしまった。 あらすじからすれば、旧友であった相葉と井ノ原が偶然に出会い、感染症にまつわる謎に巻き込まれ、世…