濃いお茶がこわい

ブログ名は、落語「饅頭こわい」のさげ。よく出来た話である。

寝て起きたら仕事だから、いつしかの、休日の過ごし方を想像する

少し薄めの、赤に近い朱色のニット。ぶかぶかの紺色の短パン。白を基調とした柄が入ったソックスに、スリッポンかスニーカー。で、出かけたい。公園とかに行って、はしゃぎたい。サンドイッチを食べてコーヒーを飲んで、昼寝したい。レンタルバイクに乗って、サイクリングロードを走り、ちょっとした丘に辿り着く。そこから見える、街並み、人の営み。ちょっとぼーっとしたら、自分の写真を撮る。よく分からないポーズをとってみる。目一杯風を受けて、坂を下ろう。戻る途中夕飯を考えながら。そしてまた、車に乗り込む。夕日がオレンジ色に空を染める。夕日が届かなくなると、届かなくなったところから夜が始まる。夕飯は、静かで小さな中華屋さんで。醤油ラーメンと餃子、半チャーハンを頼む。新聞を読みながら待ち、テレビを見ながら、食べる。食べ終えたら水を飲み干し、店を後にする。すっかり日が暮れた。けれど、時刻はまだ午後六時を回ったところ。町外れの銭湯で汗を流し、髪を乾かしながらコーヒー牛乳を飲む。体はぽかぽか、外気に触れると、少し冷たく。車は、家路を急ぐ。帰って、パジャマに着替えたら、ビールを飲みたい。つまみは、ミックスナッツや湯豆腐、納豆キムチ、鯖の缶詰め。片手で読みかけの雑誌をめくる。歯を磨いて、寝る前に読書を少ししてから、暖かくして就寝。そんな一日を過ごしてみたいかもな、と、想像した。