濃いお茶がこわい

ブログ名は、落語「饅頭こわい」のさげ。よく出来た話である。

【読書log】ミステリーの書き方/日本推理作家協会編著

このブログは、小説家の方々が、必死に情熱と狂気をかけて書き上げたものを評価することになっている。その裏側を知らずに評価するのと、知っていて評価するのは違うだろうと。そう思ったわけである。もっとすると、同じ土俵に立っていないといけないのかもとさえ、頭をよぎる。今までも、ちょっとした罪悪感に苛まれる瞬間が少なからずあった。「お前に価値がわかるのか」と問い質される気がしていた。その逆も然りだ。良いものも、貴様の文章によって価値が下がるだろ、と指をさされる気がしてた。悪いことをやっている気はさらさらしてない。だが、このままでは行き詰まっていく気がしているのも事実なのだ。上述した理由で。

さて、その裏側ってのが、意外と面白かったりするわけで。やってる側と見てる側には隔たりがあってさ、それが埋まるようにやってる側は、頑張るわけだ。「受け入れてもらえるように」と。でも、見てる側からすると、引っ張っていってほしかったりもする。それを踏まえて、やろうとすると、見え見えとか言われちゃって、あー、もー、やる気無くしたりする。このブログは、その狭間。見たものを伝える。そこにオプションがなければ、文庫本の解説を読めば良いのであって、何もここに訪れる必要はないのである。見たものを何かしらの表現を以ってして、引き込まなければならない。基本的には。そのバランスや的確さ、評価の落とし所、やりようはいくらでもある。だから『ミステリーの書き方』を参考にして、もう少し面白いブログになればいいなぁと(希望的観測)。

あ、これ、やりにくい感じになっちゃうじゃん。いや、嘘です。めちゃくちゃなブログにしていきたいと思います。適当なフェイクと迂回、間所っこしい表現、そして意味深長な言葉の羅列で、訪問者に大ダメージを与えてやろうかと思ってます。その快感がたまらんのですよ。ええ。